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2026/01/21 18:00

いつもVICICAをご覧いただき、ありがとうございます。オーナーの森です。


i’m here を語るとき、僕は「服の話」だけでは足りないと感じます。

このブランドが見ているのは、デザインの派手さではなく、もっと根っこにある“設計”だから。


i’m here は、“時間”を、服の設計に置き換える。

ここで言う時間は、時計の針のことだけじゃありません。

光、体温、湿度、動き、気分。日常の揺らぎを前提に、服の輪郭が静かに更新されていく。僕はそう捉えています。





● 完成させない、という考え方

服は完成品として固定されがちです。

でもi’m here は、着る人の一日に合わせて“完成の位置”が動く。


今日は寒い。今日は湿度が高い。今日は人に会う。今日は静かに過ごしたい。

そういう条件の差を、着方の選択肢として受け止められるから、「その日の自分に合う一着」になっていきます。




● ディテールは飾りではなく「使い方の入口」

i’m here のディテールは、見せるための装飾というより、生活に接続するための“取っ手”です。

留め方、締め方、重ね方。選ぶたびに、同じ服でも重心や見え方が変わる。

ディテールが主役ではなく、使う人が主役。ここに、このブランドらしい優しさがあります。




● 「余白」をデザインしている

i’m here が大切にしているのは、強い主張より“余白”。

余白は、何もない空間ではなくて、着る人の気分や所作を入れられる“空き”のことです。


少し丈を溜める。レイヤーで重心を動かす。締める位置を変える。

その小さな調整が、派手さではなく「整い」として残ります。




● VICICAで扱う理由

VICICAは、長く使えるもの、背景があるものを、きちんと言葉にして手渡したい店です。

i’m here の服は、買った瞬間よりも、何度か着たあとに静かに効いてくる。クローゼットの中で時間を味方につけていく服だと思います。


僕たちが大切にしている“わびさび”や、時間とともに深まる所有体験と、まっすぐ重なるブランドです。




最後に

i’m here は、暮らしを派手に変える服ではなく、暮らしの中で“整う瞬間”を増やしてくれる服です。

よかったら、ゆっくりご覧ください。